お月見の食べ物やお供えの意味をご紹介します。
お月見にはいろいろな食べ物をお供えしますよね。
一番に思い浮かぶのはやはり『月見団子』でしょうか?
お月さまにお供えする食べ物の意味がわかればお供えする気持ちもなんだか神聖なものに変わりそうですよね。
ここでしっかりお月見の食べ物やお供えの意味や由来を頭に入れて楽しいお月見にしましょう。
お月見の食べ物の意味を知りたい人や由来が気になる人はぜひ最後まで読みすすめてみてくださいね!
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お月見の食べ物には意味がある
お月見の食べ物にはそれぞれ意味があるんですよ。
ここでは代表的な
・月見団子
・芋類
などについてみていきましょう。
『月見団子』の意味
・十五夜(西暦では9月後半から10月前半ごろ)には収穫を祈願
・十三夜(西暦では10月後半ごろ)には収穫を感謝
したのが月見団子の意味とされています。
その昔はそのときとれた野菜や作物をお供えしていたというお月見でしたが江戸時代くらいになると粉を丸めて作る団子が登場します。
生活にもちょっと余裕が出る人も増えたり美術的なことも一般の人に広まっていった時代です。
人々の感性と満月のような団子の形とお月見がぴったりだったんでしょうね。
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月見団子をピラミッド形に重ねて月により高いところが届くようにしたのがはじまりとされています。
さて、『ピラミッド型に重ねて』といいましたがまさに古代エジプト人も日本人もピラミッドと同じくなるべく高いところの神さまや月とつながろうとした思いは同じだったんでしょうね。
昔も今も、世界のまったくちがう場所から同じ月を見ている思うと感慨深いものがありますね。
月見団子は地域によっていろいろ
典型的なお月見団子といえば何も入っていない白が思い浮かびます。
とはいえ地域によっては
・団子ではなく饅頭
・あんこ入り団子
・ピンクなど色付き団子
・芋型
・串付き団子
・真ん中がつぶれている形の団子
など多種多様となっています。
地域によって月見団子の形や味はさまざまなんですね。
なので育った地域によってはお月見のイラストや写真によく出てくる典型的な白くて丸い団子をみて違和感を覚える人も多いかもしれません。
また、お月見団子は仏前に供えるまんまる団子と区別がつきにくいですよね。
「”仏さま”と”お月さま”のお供えがそっくりってどうなの・・・(^^;」と気になる場合は少しだけつぶした形にするのがお月見と仏さまのお供えを区別するコツです。
とはいえやっぱりまん丸団子もかわいいですけどね((´∀`*)!
『芋類』の意味
お月見でお供えする食べ物には芋類もありますよね。
・里芋
・さつま芋
など芋類が多いのも秋ならでは。
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『芋名月(いもめいげつ)』とも呼ばれるので知っている人も多いかもしれません。
里芋もさつま芋も切り口はまん丸。
芋類が多く取れる季節というだけでなくお月さまにもそっくりです。
ホクホクねっとりのお芋とお月見もいいですね。
『野菜や果物』の意味
お月見の食べ物で野菜や果物にも意味があります。
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その年の収穫に感謝した上で月のパワーをいただく。
そして健康と幸運をチャージするという意味があります。
秋の野菜や果物というと
・栗
・ぶどう
・枝豆
・かぼちゃ
などがあります。
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現在は季節関係なしで一年中なんでもスーパーで手に入ってしまいます。
でもせっかくの風流なお月見なのでお月見にぴったりな秋の野菜や果物をチョイスして一緒にお供えしてみるといいでしょう。
子供のいる人は秋の野菜や果物の話をすることで食育にもつながりますね。
お月見のお供物の意味と飾るものの例
お月見の飾るほうのお供物はこんなものがあります。
・ススキ
・コスモス
・オミナエシ(秋の七草)
・ワレモコウ(秋の七草)
現代ではお月見をするときに生えているものならなんでもOKといったところでしょうか。
ススキの色や質感が枯れている感じ。
なのでコスモスや秋の花などみずみずしいものを入れると華やかさを足すことができます。
そうそう、ススキとコスモスはイメージできるけど・・・。
という人のためにオミナエシとワレモコウの写真もつけておきますね。
参考にしてください。
こちらがオミナエシ(女郎花)。
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そしてこちらがワレモコウ(吾亦紅)。
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こうやって写真で見てみると「あ、見たことある!」と思いませんか?
野山に自生していることが多いこれらの花。
自宅の庭に生えている以外のものは勝手にとったらいけません。
秋の七草が生えていない人やマンションなどで庭がない人は前もって花屋さんに聞いてみるといいですね。
お月見は『満月』とは限らない
意外なことにお月見って満月とは限らないんです。
下の表にもあるように旧暦であっても若干ずれています。
西暦 | 旧暦8月15日 | 満月 |
---|---|---|
2020年 | 10月1日 | 10月2日 |
2021年 | 9月21日 | 9月21日 |
2022年 | 9月10日 | 9月10日 |
2023年 | 9月29日 | 9月29日 |
2024年 | 9月17日 | 9月18日 |
2025年 | 10月6日 | 10月7日 |
ラッキーなら満月!
そうでなくても旧暦8月15日というのは天気にめぐまれてお月見がよくできる日ということなんですね。
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お月見=旧暦の8月15日
旧暦のお月見の日は固定なので覚えておきやすいですね。
西暦だと年によっては日にちが1か月も前後してしまいます。
なので西暦のお月見は毎年カレンダーで確認することにしましょう。
旧暦の日にちがわかるカレンダーがひとつあると日本の風習が追いやすいですよ。
カレンダー 2021 壁掛け スケジュール 和の暮らし歳時記 大 APJ 和風 書き込み シンプル 予定表 令和3年 暦 シネマコレクション cpcl
お月見の食べ物とお供物の意味のまとめ
お月見の食べ物とお供物の意味をみてきました。
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最近では月見団子をパンで表現する人もいます。
中に求肥(ぎゅうひ)と呼ばれる団子の皮の部分が入っているそう。
現代版お月見団子、和洋折衷といったところでしょうか。
昔ながらのお月見の食べ物といえば
・月見団子
・芋類
・秋野菜や秋の果物
などでしたね。
意味としては
・収穫できたことへの感謝
・お供えすることで食べ物に月のパワーをチャージ
・お供えの食べ物をお月見後に食べることで月のパワーもいただく
などでした。
最近では月の光を浴びることで美容や金運にも効くといわれていますよね。
今年はぜひお月見をして健康や幸せだけでなく美容運や金運もチャージしてみてはいかがでしょうか?
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