大根のお弁当って臭いんですよね。
家族に「お弁当に入れないで」っていわれているものワースト1は大根ではないでしょうか?
お弁当箱を開けたとたんにプーンとする、あの独特のニオイ。
学校でも職場でも『異臭騒ぎ』になってしまいますよね。
うちの人は、弁当に大根を入れるのを嫌がるので入れません。サラダでも煮物でも。大根のにおいがキョーレツだからというのがその理由。今日の弁当にも入れてないのに、フタ開けたらなんか大根のにおいするなぁと思って。よーくみたらこれか?カイワレ大根。 pic.twitter.com/Xp56ETeiEY
— まゆ山 (@mayumiyama4) November 9, 2018
臭いんですが、冬場に作る大量の大根の煮物は翌日以降のお弁当にぴったりで重宝します。
大根はお弁当の、ボリューム野菜として、とっても使い勝手がいいんですよね。
でもニオイが臭くて、なかなかお弁当に入れづらい。
そこで、今回は大根をお弁当にいれるときの、臭いが気にならない方法を調べてまとめてみました。
どうにかして大根をお弁当に入れたい人は、ぜひつづきを読んでみてくださいね!
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大根弁当臭い原因は?
大根をお弁当に入れると異臭騒ぎになるあの独特のクサイ臭い。
原因はアクなんです。
ですから、臭いの原因であるアクを取ることで臭いが減ります。
大根はちょっとほかの野菜よりもアクが強めです。
なのであの独特の臭いが出てしまう、というわけなんですね。
では具体的に、どんな対策をすれば大根を弁当に入れることができるのかみていきましょう。
大根弁当の臭いが気にならなくなる方法
さきほど大根入り弁当の臭いの原因はアクだといいました。
大根のアクを取りのぞくには4つ方法があります。
ひと手間かかりますが、やってみてください。
・皮を厚めにむく
・米のとぎ汁でしたゆでする
・生の大根は塩をふって水にさらす
・お弁当をよく冷ましてからフタをする
ここから、ひとつひとつくわしくみていきますね。
皮を厚めにむく
料亭などで出される上品な味の大根の煮物を想像してください。
皮は厚めにむかれていますよね。
これは大根の形を上品に整えるだけでなく臭いの原因となる皮に近い部分を取り除く作用もあるからなんです。
もちろん厚めにむいた皮はきんぴら風の常備菜など、ちがう料理に使うことができるのでムダにする必要はありません。
皮を厚めにむくだけでも、かなり大根独特の臭いを取り除くことができますよ。
米のとぎ汁でしたゆでする
つぎに米のとぎ汁でしたゆでする方法をご紹介します。
まずはお米をといだときのとぎ汁を取っておきます。
このとぎ汁に大根を、水から入れて加熱すると下ゆでになります。
『下ゆで』なので味はつけません。
大根をお米のとぎ汁からゆでるだけですね。
こうしてしたゆでした大根は一度水で洗い流します。
それからいつもの手順通りに大根の煮物を作ります。
そうすると大根のアクや臭みが取れてとってもおいしくなるんですよ!
うっかりとぎ汁がないときはひと鍋に大してひとにぎり程度の生米を入れてしたゆでします。
米のデンプン質がアクを吸い取ってくれることで臭いが取れるんだそうですよ。
小さく切ったり刻んだりした大根ならただの水でしたゆでして水ですすいだだけでも臭いが気にならなくなります。
コツはしたゆでしたお湯から引き上げるだけでなく、きちんと水ですすぐこと。
水で洗い流すことでアクを確実に取り除くことができます。
これで味が上品になります。
なので大根の臭い対策だけでなくお客さんに出すような格別においしい煮物を作るときにもこの方法はおすすめです。
生の大根は水にさらす
生大根の梅干し和えなど生大根もお弁当のおかずにいいですよね。
そんな生大根は塩をふってしんなりしたらさっと水ですすいでからギュッとしぼります。
これで生の大根をお弁当に入れても臭いが気になりません。
どの方法もそうですがしたゆでや塩ふりのあとは必ず水ですすぐことが重要です。
洗い流すことで大根の臭いのもとが取れるんですね!
お弁当をよく冷ましてからフタをする
お弁当全般にいえることですが、ごはんも大根などのおかずもすべてよく冷ましてからフタをするようにしましょう。
まだお弁当があたたかいうちに急いでフタをしてしまうことって多いですよね。
毎日が時間とのたたかいという人は多いでしょう。
でもこうすると湿気もこもる上にあたたかいので菌も繁殖しがちなんです。
大根もあたたかいままだとやっぱり独特の臭いが出やすくなってしまいますしね。
お弁当のときはきちんと冷ましてからフタをして持っていくようにしましょう。
大根を弁当の臭い防止のためには栄養は忘れて
大根をお弁当に入れるときの臭い防止には大根の栄養は気にしないことにしましょう。
大根のアクが臭いの原因です。
なのでどうしても
・したゆでしたあとに水でもう一度すすぐ
・生の場合は塩をふったあと水にさらす
などしてどうしても水溶性の栄養などは流れていってしまいがちなんです。
とはいえ、お弁当のボリューム増やおかずのバリエーションとして大根を使いたいわけですよね。
なので少なくとも大根をお弁当に入れるときは必要以上に栄養価を保つことは気にしないようにしましょう。
大根の煮物は弁当に入れると傷みやすいので注意
大根など煮物全般は『足が早い』といわれます。
『足が早い』というのは『傷みやすい・腐りやすい』という意味ですね。
夕食に作った大根の煮物をひと晩カウンターに出しっぱなしにしてしまうと『翌朝すでに痛みがかっていた』という事例もあります。
大根の煮物を作ったら熱を冷まして冷蔵庫に入れるようにしましょう。
今は塩分を気にする人が多く、昔の人のように醤油などの調味料を真っ黒になるほど大量に入れる家庭が少なくなってきました。
ということは煮物も塩分がひかえめで傷みやすいんですね。
火入れをしながらコンロに出しっぱなしの人もいるかもしれませんが気をつけた方がよさそうです。
「いつもより酸っぱいような臭い、食べてみたら変な味」
そう思ったらその大根料理を食べるのはやめておきましょう。
大根の弁当の臭いのまとめ
大根の弁当が臭いのはわかっているけれどどうにかしてお弁当に入れたい!ということでいろんな方法をみてきました。
基本的にはアクを流してしまうことで臭みがなくなるんでしたね。
お米をひとにぎり入れてゆでるのはどこかで聞いたことがあっても実際にやってみたことのある人は少なかったかもしれません。
昔の人も大根の臭いを気にしていろいろやってみたんでしょうね。
あなたもこの記事にあったことでお気に入りの方法が見つかったでしょうか?
いろいろ試して大根の臭いが気にならないお弁当を持っていけるといいですね!
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