八村塁選手の英語力には5種類もの英語が必要でした。
富山生まれの富山育ち。
・お父さんはアフリカのベナン出身
・お母さんは日本人
そんな八村塁さんにはもともと英語力がありませんでした。
お父さんの出身のベナンの公用語は
・フランス語
・ヨルバ語
・フォン語
と全然英語とは関係ありません。
とはいえお父さんは英語は話せたようです。
でも英語講師をしていたお母さんを含め、家での会話はすべて日本語。
しかも八村塁選手はアメリカのゴンザガ大学やNBAを本気で目指す前はあまり英語に興味がなかったそうなんです。
もったいないですが<”英会話講師の子どもあるある”かもしれません。
あの時やっていれば・・・と後悔した瞬間が勉強開始の合図。
八村塁選手は自力で英語力を磨くことになります。
そんな八村塁選手の前に立ちはだかった英語が5種類ありました。
「え?やったのはアメリカ英語1つだけでしょ?」
・・・そうなんですが、どんな状況でも話せるくらい英語力アップさせるにはこの5種の英語はさけてとおれないものだったんです。
さて、八村塁選手が着々と乗り越えていった5種の英語を見ていきましょう。
これであなたの英語力も八村塁を超えるかも!
気になる人は読みすすめてみてくださいね。
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八村塁の英語力1種目 筆記テストはOKでゴンザガ大学へ
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— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) July 24, 2019
今ではペラペラの英語力がある八村塁選手。
高校まではほとんど英語ができなかったんですって。
「でもアメリカの大学に行ったんでしょ?」
外国人がアメリカの大学に入るには英語の試験TOEFL(トーフル)を受ける必要があります。
いくらスポーツや芸術がすごくても英語で授業が受けられないと判断されれば入学することはできません。
本気で英語力をつけようと思ったのは高校3年生のころからといわれています。
そこからのダッシュで八村塁選手はゴンザガ大学に入学できるほど筆記英語を身に付けたんですね。
そうはいっても・・・。
「筆記英語はバリバリなんだけどな〜」
「TOEFL(トーフル)の点数は高くても英語が話せない」
っていう人は多いですよね。
筆記やリスニングで構成されている英語力判断テストはできる人は多い。
次の英語力問題は八村塁選手がアメリカに住んでからでした。
八村塁の英話力2種目 チームメイトのスラング
日本の富山県出身の@rui_8mura 、@NBA へようこそ!🇯🇵
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— NBA Japan (@NBAJPN) June 21, 2019
八村9位指名すごい✨✨
同じゴンザガ大のJosh Perkinsがどこに行くか、めっちゃきになる🧐🧐
おなじワシントン行ってくれんかな〜笑 pic.twitter.com/a9EVXCQSwl
— かみやかいと (@kaitrojan_18) June 21, 2019
晴れてゴンザガ大学の学生となった八村塁選手。
教科書通りの正しいアメリカ英語はバッチリ!と意気揚々でした。
ところがNBA選手を排出するようなゴンザガ大学ではチームメイトがバリバリのスラングで話しかけてくる。
【スラングとは】
・俗語
・流行語
・若者言葉
など。
辞書に載っていなかったり流行性のため1年くらいで廃れるものもあります。
がんばって勉強した日本での教科書通りの英語が通じない。
同じ英語なのに何をいっているのかわからない。
八村塁選手は自分の英語力に自信をなくします。
お世話役ジョシュ・パーキンスとの出会い
八村のゴンザガ時代に一緒にスタメンはってた、PGのジョシュパーキンスがめちゃくちゃかっこよくて好きだったんですけど同志いません? pic.twitter.com/HnOgcPOObu
— たけ (@take_KING_No23) February 14, 2020
八村塁選手の会話としての英語力はゴンザガ大学時代のチームメイトとのスラングいっぱいの会話で磨かれました。
現役大学生の会話なんて流行りの言葉やスラングで成り立っているもの。
問題集でいくら英語力を磨いても辞書を引いてもほぼ載っていないことだらけだったでしょう。
そんな状態の八村塁選手がいきなりスラングだらけの会話に入るのは至難のワザです。
そこで八村塁選手のお世話役としてゴンザガ大学バスケ部のジョシュ・パーキンス選手が面倒をみることに。
八村塁選手を気づかってジョシュ・パーキンス選手の弟の家に招待したこともあったんだとか。
よし、ここは(私の)ジョシュパーキンスがなんとかしないと pic.twitter.com/1iqLyruOix
— hanamiduki (@hanamiduki1975) November 21, 2018
でも当時の八村塁選手はもごもごと2、3何かいっただけで会話にはなりませんでした。
それが3年経つうちに突然のインタビューにもスラスラと答えられるようになったんですからジョシュ・パーキンス選手は感慨深かったことでしょう。
そんなジョシュ・パーキンス選手は2019年のNBAにはドラフトされなかったんです。
なんということ!
お世話になっておいた八村塁選手は肩身がせまかったことでしょう。
でもきっとジョシュ・パーキンス選手はこころよく八村塁選手を送り出してくれたんでしょうね。
八村塁の英語力3種目 ラップにハマってとにかく繰り返した
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八村塁選手の英語力はラップミュージックを繰り返し聞いてマネしてラップしてみることでも磨かれました。
【八村塁選手のすきなラップミュージシャンランキングとその理由】
●Drake (ドレイク/ラブソングの歌詞がけっこうわかりやすい)
●21 Savage(トゥエンティーワンサヴェッジ/ただすき)
●Kodak Black(コダックブラック/何いってるか全然わからないけどすき)
ということで、チームメイトとの会話に出てくるようなスラングたっぷりのラップは最適だったんですね。
でも八村塁選手がラップをつぶやくことはできても、まるで意味がわかっていないこともありました。
そんなときはチームメイトが
「それってこういう意味なんだよ」
と教えてくれたりもしたんです。
ラップって簡単な意味の単語でも実は隠語だったりすることが多いんですよね。
だからそんなやりとりや共通の趣味のラップミュージックで英語力のよいスパイラルができました。
↓
チームメイトとラップや歌詞の話で盛り上がる
↓
もっとラップを聞いてつぶやく練習をする
↓
さらにチームメイトとの会話が盛り上がる
こんな感じで八村選手のスラング英会話力がめきめきと上がったわけですね。
ほかにも英語力向上の王道であるサブタイトル(字幕)つきのテレビ番組や映画、テレビゲームなどすべてのものから英語を吸収していきました。
八村塁の英語力4種目 アカデミックな学術用語
ワシントンDCのキャピタルワンアリーナです。アリーナ周囲ははRui Hachimura一色です。 pic.twitter.com/NdcVR74qMa
— Yoko Miyaji (@yokomiyaji) June 21, 2019
一方、八村塁選手の英語力はゴンザガ大学でのアカデミックな講義では苦労をしました。
というのも、スラング英会話の真逆に位置するのがアカデミック(学術的)な英語。
スポーツマネージメント専攻の八村塁選手が苦労したのがこの大学の講義で教授が使いまくる学術用語だったんです。
高校から県外のバスケ有名校に入学するほどだった八村塁選手。
スポーツにはある程度の知識があったと考えられますが学術用語になるとむずかしいですよね。
日本語でも各分野の専門用語になるとすぐには意味が理解できないものだらけでしょう。
ましてやそれがすべて英語です。
八村塁選手が学術用語で苦労したのが想像できますね。
八村塁の英語力5種目 バスケコート内の専門用語
.@rui_8mura‘s first day on the job!#DCFamily pic.twitter.com/RCNiRQ0sI4
— Washington Wizards (@WashWizards) June 21, 2019
八村塁選手はチームメイトとスラングの多い会話ができるようになったらバスケも思いっきりできるようになりました〜めでたしめでたし。
・・・ではなかったんです。
なんということか、バスケ専門用語までもが彼の英語の壁に。
バスケ用語なんてカタカナが多いし、日本語とそんなに違わなんじゃないの?って思いますよね。
でも多くが和製英語だったり、日本語では文章で説明される作戦が英語では名前がついていたりするんです。
想像するのがむずかしいですよね。
八村塁がつまづいたバスケ専門用語クイズ
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ここで実際に八村塁選手がつまづいた英語でのバスケ専門用語をあげてみます。
ひとつめが”block out”。
「簡単だよ!『ブロック』って書いてあるし、ボールをブロックすることでしょ?」と答えた人は間違いです。
別名”box out”といわれるこの戦術。
オフェンスの選手の行く手をはばみながらボールの行方を目で追いリバウンドをねらうバスケ専門用語です。
では二つ目。”icing a ball screen”
「なんか冷やすの?」
・・・お手上げですね。
動画の方がわかりやすいと思うのでつけておきます。
コーチがバンバン指示を出していますよね。
自分がほとんど英語がわからなかった当時の八村塁選手だと思って指示を聞いてみてください。
泣きたくなりますよ・・・。
八村塁の英語力は「やりたいこと」を叶えるために磨かれた
🎥 八村塁選手NBAサマーリーグ特集 🇯🇵#DCFamily | @rui_8mura pic.twitter.com/EWE81BwED5
— Washington Wizards (@WashWizards) July 18, 2019
八村塁選手の英語は「やりたいこと」=NBA選手になる夢があったからこそ磨かれました。
多くの日本人が英語学習で誤解しているのがこの部分ですよね。
なんとなく英語をやっておいた方がいい雰囲気。
●英語くらい話せないと
●オリンピックも近いし
など漠然とした気持ちですよね。
なぜ英語力を磨く必要があるかについてははっきりとした動機をいえる人は少ないのではないでしょうか?
そんな『漠然と英語力磨き隊』たちのおかげで英会話学校はもうかりますけどね・・・。
なので八村塁のような英語力を身に付けたいと思ったら英語が話せることによってどうしたいのかをまずははっきりさせる必要があるでしょう。
あなたは英語力をつけて何がしたいですか?
さいごに日本語と英語で八村塁選手からのメッセージがあるので読んでみてくださいね。
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