パリ市民の尊敬を集めるノートルダム大聖堂。
その長い歴史や美しいステンドグラスで訪れた人たちを魅了します。
しかし今回、改修工事中に火災に遭いノートルダム大聖堂のとがった部分のほとんどが燃えつきてしまいました。
その様子をテレビや動画で見た人も多いのではないでしょうか?
あんなに勢いよく燃える歴史的建造物を見るのはショックですよね。
それとともに「なぜノートルダム大聖堂は石造りなのにあんなにゴーゴー燃えてしまうのか」という疑問がわいたのでその理由を調べてみました。
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ノートルダム大聖堂が火事で燃えたのは中が木枠だったから
🚢パリの『ノートルダム大聖堂』 pic.twitter.com/EtDcRHygvJ
— あなたに見せたい世界がある (@misetai_zekkei) October 14, 2019
ノートルダム大聖堂が火事で燃えたのは改装工事中で中の木枠がむき出しになっている部分になんらかの火だねがついて火事になってしまったと思われます。
まだ出火原因は究明中ですが、改装工事が関係していたのはほぼ確実でしょう。
歴史的建造物をより長く保存するための改修工事でまさかすべてをゼロにしてしまう火事になるとは誰しも予想しなかった事態です。
私たちが見る限りは石のみを積んで造ったとしか思えないノートルダム大聖堂ですが、中には木枠があったんですね。
しかもむき出しになっていた部分があった(と考えられる)ところになぜか火がついて火事になってしまいました。
ノートルダム大聖堂の火事でなぜステンドグラスもダメに?
【大聖堂火災から半年 遠い再建】https://t.co/ZTJjDmzZak
仏・パリのノートルダム大聖堂の火災から半年が過ぎ、再建のための道のりは当初の予想よりもはるかに複雑であることが明らかになってきている。2020年末に安全確認が終了、工事着工は21年になる見通し。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 15, 2019
ノートルダム大聖堂の火事にあったステンドグラス。
火の勢いで破損してしまったようです。
ステンドグラスは高い位置に設置されていることが多いので塔が火災で崩れるとともに落ちてしまった部分もありました。
板ガラスは一般的なものであれば、軟化温度が約730℃前後、融点を全成分を完全に溶融させる温度と定義するならば約1200℃~1400℃前後といえます(一般的な板ガラス製造時の溶融温度は1400℃前後となります)。
引用元:toishi.info
では火事になったときの温度というのは実際にどれくらいになるのでしょうか?
今回のノートルダム大聖堂の火事はかなりの勢いで燃えていました。
天井が焼け落ちるような大きな火災になると、1,000度以上になります。
また、消防士は火災の時に燃えにくい繊維で出来た防火衣を着て出動します。この防火衣は1,200度で17.5秒まで耐えれるように出来ています。しかし、燃えにくいだけで、燃えないというわけではありません。引用元:city.kakamigahara.lg.jp
ということは、ガラスは火事の勢いで破損したものの、火事の勢いが増すにつれて溶けてしまった可能性もあるかもしれません。
何百年もの歴史がつづくなか、大事にされてきたノートルダム大聖堂。
ですが、一度火災が起きてしまえばすべてが灰になってしまいます。
ノートルダム大聖堂の火事でなぜパリ市民が落胆しているかは『象徴』だから
ノートルダム大聖堂のニュースは本当にショック。。パリで一番好きな場所だから。建造物としても素晴らしいけど、中でお祈りを捧げてる方々も多いので。心が痛いです。 pic.twitter.com/9O2oppWfLG
— 須藤祐実 / YUMI SUDO (@yumi8823) 2019年4月16日
ノートルダム大聖堂が燃えてパリ市民はかなり落胆しているといいます。
でも私たちが「ノートルダム大聖堂が燃えてしまった」と聞いてもなんだか遠い世界のできごとに感じてしまいますよね。
フランスやパリに興味があったり実際に行ったことがあるならまだしも、そうでもない人はなんとなく「ふーん」といった感じでしょう。
わかりやすくいえば、
「日本を代表するようなお寺や神社が燃えてしまったらどう思いますか?」
ということ。
ノートルダム大聖堂のように何百年も前から人々に愛されている信仰場所が燃えてなくなってしまったら・・・。
代々何百年も大事にしてきたものがあっという間の火災で一日でなくなってしまう感覚はショックを通り越して呆然としてしまうでしょうね。
実際、パリでも火事で燃えさかるノートルダム大聖堂を見ながら涙を流す人がたくさんいたそうです。
火事の規模が大きいだけに一度火がつくと手に負えなかったんでしょうね。
ノートルダム大聖堂の火事でなぜ燃えたのかのまとめ
今年の春、火災の前のノートルダム大聖堂の塔。今日何しよかな pic.twitter.com/xSPDDISlNp
— Olion279 (@olion279) October 14, 2019
ノートルダム大聖堂の火事でなぜ一見石造りにしか見えない建物が燃えてしまったのかをみてきました。
中が木枠でできていたからでしたね。
そして一度勢いがついてしまうと手に負えなくなる火事。
ノートルダム大聖堂の改装工事現場に不要な火だねはなかったのでしょうか?
原因究明と今後の火事防止策をしっかりとってもらいたいものです。
そして今後二度とノートルダム大聖堂のような建物が火事になってしまうようなことはあってほしくないですね!
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