ヘリコプターはエンジン停止しても着陸できるんだそうです。
でもどうやって?
5月3日(日)の林先生の初耳学ではこのヘリコプターをエンジン停止して着陸できるかどうかを放送するんじゃないかと踏んでいます。
ヘリコプターでびっくりするのはエンジン停止したときですよね。
ジャンボジェット機などとちがって機体も小さいヘリコプター。
いきなりエンジンが止まって墜落したら・・・と思うと背筋がゾゾゾーっとします。
ですがヘリコプターの操縦士はみんなエンジン停止しても安全に着陸できるように訓練しているというのです。
専門家の説明を元に、なぜヘリコプターがエンジン停止しても着陸できるのかさらに簡単に説明します。
気になる人はぜひ最後まで読みすすめてみてくださいね。
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ヘリコプターがエンジン停止で着陸できるとは信じがたい
去年の誕生日にでバンドメンバーからプレゼントしてもらったヘリコプターの遊覧飛行にやっと行けました!今まで見たことない角度で東京を感じられて、凄く新鮮でした!写真で伝わるかな? pic.twitter.com/LUgHD71ksR
— 西川貴教 (@TMR15) January 19, 2020
ヘリコプターがエンジン停止して着陸できるなんてにわかには信じられません。
よくあるヘリコプター遊覧などではパイロットを入れて5〜6人のりほどの機種を使います。
小型の国内用旅客機だってけっこうゆれてこわいですよね。
ヘリコプターでは終始ガタガタしますし安全性については頼りない印象です。
ヘリコプターって半分くらいがガラス。
そしてガラスの向こうはすぐ外!!
高所恐怖症には乗り込むのもちょっとムリかもしれません。
ヘリコプターがエンジン停止で着陸!方法はオートローテーション
フライトおわた。
今日は、ヘリコプター飛行歴50年の超ベテラン教官に
・ストレートインオートロ
・180°オートロ
・360°オートロ
※オートロ=オートローテーション
など、主にエンジン停止時の着陸方法をご教授いただきました。
(出来るようになったとは言ってない)
難し過ぎる… pic.twitter.com/Hxg4ehZa9d— 大門団長(改二) (@Seibupolice_ced) November 25, 2018
ヘリコプターがエンジン停止でも無事に着陸する方法があります。
それは『オートローテーション』
ヘリコプターの操縦士にはさけて通れない技術です。
・十分に前進する速度(前進する勢い)
・高度
この2つがあればたとえヘリコプターのエンジン停止になってしまってもスルーっと着陸できるんです。
ヘリコプターってエンジン停止したらもう命はないものと思っていたのでびっくりしますね!
ヘリコプターがエンジン停止で着陸【専門的な説明】
まずはちょっと専門的な説明を読んでみましょうか。
「オートローテーション」の仕組み
ヘリコプターの機種やエンジンが停止した状況などによっても異なりますが、オートローテーションを行う場合は一般的に、ある程度の対気速度を維持し、メインローターの迎え角(空気に対する翼の角度)を小さくし回転数を落とさないようにしつつ、比較的高い降下率で前方に向かって高度を下げます。
そして地面に接近したならば機首を大きく上げ減速、同時にメインローターの迎え角を高め、得られる揚力を大きくすることで降下率を小さくする「フレア」と呼ばれる操作を行います。フレアによって対気速度はほぼゼロとなり、機体や搭乗者を傷つけることなくゆっくりと軟着陸することができます。オートローテーションとはヘリコプターを“竹とんぼ”化するとも言い換えることができます。
わかりましたか?
この専門的な説明がしっかりわかる人はヘリコプターの操縦士、ラジコンヘリコプター愛好家、機械愛好家や物理専門家かもしれません。
ヘリコプター全般にかなりくわしくないと頭の中で想像するのがちょっとむずかしいですね。
ヘリコプターがエンジン停止で着陸【簡単な説明】
やさしく書いてある説明でも専門用語が並んでいるとやっぱり理解するのがむずかしいですね。
なのでサクッと要点だけ簡単に説明します。
ヘリコプターがエンジン停止でも着陸できるのは空気の向きと機体の角度にちがいがあります。
【通常飛行時】
まずは通常飛行時のヘリコプターのようすです。
左直線方向に飛んでいるとして空気は『上』から取り込みます。
よく映画のワンシーンでヘリコプターが飛び立つときにヘリコプターのまわりにすごい風が吹いていますよね。
そのすごい風はこのヘリコプターが作る上から下への空気の向きで起きています。
それにヘリコプターって頭をちょっと下に向けた感じで飛んでいますよね。
【エンジン停止着陸時】
ではヘリコプターのエンジンが停止した場合はどう着陸体勢へ持っていくのでしょうか?
いったんエンジンを停止させたヘリコプターの機体はこの写真でいえば左下方向へ進みながら今度は空気を『下』から取り込みます。
これが上の専門的な説明のところで”竹とんぼ化する”といっていた理由ですね。
超簡単にいってしまえばこの空気の向きを利用することでヘリコプターが真っ逆さまに落下してしまうのを防げるというわけです。
ヘリコプターの操縦士にとってはエンジン停止での着陸は命綱。
何度も練習を繰り返ししなければいけませんが・・・ちょっとこわいですよね。
ヘリコプターがエンジン停止で着陸できるのまとめ
ヘリコプターがエンジン停止で着陸できるということについてみてきました。
超簡単にいってしまえばヘリコプターに対する空気の向きを変えて着陸まで持っていくということでしたね。
ちょっと今は外出自粛でヘリコプター遊覧もできませんが解除されたらぜひヘリコプターに乗ってみたいものです。
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