お盆に食べてはいけない食べ物は特にないんだそうです。
でもあれ?
お盆は亡くなった人たちが帰ってくるときでいわゆる殺生(せっしょう)はダメなんじゃなかったっけ?
記憶ちがいかな・・・?
そんなあなたへなぜお盆に食べてはいけない食べ物は特にないのかお伝えします。
お盆にはごちそうが出るけれど本来は食べてはいけない食べ物がある気がする。
ごちそうを目の前になぜか気が引けるあなたはつづきを読んでみてくださいね。
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お盆に食べてはいけない食べ物は現在は【特になし】
お盆に食べてはいけない食べ物は実は現在は『特になし』なんです。
たしかにお盆では久しぶりに集まる家族や親戚でごちそうを食べるイメージかもしれません。
今日はBBQやってました😊
お盆お楽しみ中🎶
乾杯🍻ごゆっくりね☺️#とにかく呑もうよ倶楽部 pic.twitter.com/Ud3ye4n9Rd— まゆ (@olvq7) August 13, 2019
●家で焼肉(海鮮含む)
●外でバーベキュー
●スーパーや出前のにぎり寿司
●みんなで外食
など豪華な場合も多いでしょう。
買い物中に鮮魚コーナーで県内産のサザエを発見👁️👁️
お盆のバーベキューには、あんだけ高かったサザエがビックリ価格で出ていました🐚
今夜の晩酌の肴は小ぶりですが美味しいサザエと熱燗で一杯です🍶
んだば乾杯だ🍺🎶🍺🎶🍺✨🍻🎶 pic.twitter.com/5kO9SCsxB4
— 釣り吉三平 (@K1kd46rIuPiCb1j) September 22, 2019
久しぶりに帰ってきた大事な家族に精をつけてあげたい、とお盆中はごちそうの連続という家もありますよね。
でもやっぱり引っかかる・・・。
お盆に食べてはいけない食べ物があった気がする。
そう、精進料理を食べるんじゃなかったっけ?
お盆に食べてはいけない食べ物は『肉・魚・卵』
昔のお盆では肉・魚・卵など動物の命からきているものはさけられていました。
お寺のお坊さんが食べる完全菜食の精進料理を食べていたんですね。
精進料理は今風にいうと動物は一切食べない『ビーガン』のこと。
お盆中には魚からとるダシも使わず、きのこやこんぶなど植物性のダシを使うことにこだわっていたようです。
とはいえ時は変わり現代。
いまだにお盆中は虫取りや魚取りは殺生にあたる、と子供にさせない地域もありますが食べ物にかんしてはだいぶゆるくなってきています。
なんならイナゴ(田んぼにいる昆虫)を食べる地域もあります。
#本当にあった怖い話
長野県のお盆の食べ物です。 pic.twitter.com/4t6Ezzkh8I— アゲハLINCS&長野貨物 (@__ageha) August 13, 2016
すごいのはカメノテを食べるという地域も!
これは『亀の手』に似てはいますが『カメノテ』という生き物なんです。
主人の実家から送られてきた亀の手!
お盆に帰るといつも湯掻いて出してくれるんだけど、これ、知ってる人どのくらいいるんだろう🤔
今は普通に食べてるけど、最初出された時は食べ物だと思わなかった😅 pic.twitter.com/qqnAH9gRRD— なおこ (@anemone8374) May 17, 2020
このカメノテは貝というよりはカニやエビに近い甲殻類(こうかくるい)。
味はなんともいえず、ハマる人とビミョーに感じる人にわかれます。
ただダシはおいしいのが取れるので加工した方が食べやすいかもしれません(見た目の問題もありますしね)。
ということでお盆に食べてはいけない食べ物は日本全体でいえば現在は特にないといえます。
お盆に食べてはいけない食べ物はその家の人に聞け
そうはいってもお盆に食べてはいけない食べ物が決まっている家や地域が存在するのも事実です。
お盆は精進料理必須な我が家…肉…食べたい…orz pic.twitter.com/XnHQVN90p0
— ちはや💎 (@archangels01) August 14, 2018
実際にお盆には精進料理しか食べてはいけないことになっている家も。
それが育った環境なら「まぁ仕方ない」で終わるものですよね。
でも引越しや結婚で新しい家のお盆と関わることになれば話は別です。
豪華なお盆料理を食べて育った人は精進料理にびっくりし、精進料理で育った人はお盆に焼肉やお寿司を食べる家にビックリします。
疑問があるならいつでも以下の人に『お盆に食べてはいけないものがあるのか』聞いてみましょう。
●高齢者
●義理の両親
●義理の兄弟姉妹
こちらの人はお盆といえば精進料理だといっています。
【お盆】
こんにちは、グローバルツーリズム2年西村です。私は今日佐賀の祖母の家に帰省しました。お盆といえば精進料理ですね。私の家は毎年祖母の手作りの精進料理でお盆を迎えます。みなさ… https://t.co/eUqzjpvMZ0 pic.twitter.com/uqz5cct0M8— 長崎国際大学 国際観光学科 (@NIU_Tourism) August 13, 2016
お盆といえば◯◯。
この◯◯の中に入ることばが家によって違うことを意識しておきましょう。
特にはじめて新しい家でお盆を過ごす場合は必ずその家の人に食べてはいけないものがあるのか聞いてから食べ物を用意するようにしましょう。
お盆食べてはいけない食べ物はないが伝統も味わってみて
現代ではお盆に食べてはいけない食べ物はほぼ存在しないといいました。
とはいえせっかくのお盆です。
「昔はこんな感じでお盆には精進料理を食べていたんだって」
と話しながら精進料理を食べてみるのもいいでしょう。
今夜はお盆の精進料理😊 pic.twitter.com/vvBb0fB8BY
— ひまわり (@himawari12sun) August 14, 2019
食べてはいけない食べ物は肉・魚・卵などの殺生を連想させる動物です。
お盆だから精進料理。
いえ、貧乏なだけです。 pic.twitter.com/djIEsVdfFB— 山晴れ浪 (@euKD3djDd9hT63R) August 14, 2019
●ごはん
●きのこやこんぶからとったダシを使った汁もの
●漬け物
●煮豆
●ひじきの煮物
●豆腐・高野豆腐・がんもどきなどの豆腐料理
●きんぴら
●ごまあえ
など質素ですが意外とおいしい食べ物を作ることができます。
お盆のお供えを食べてはいけないといわれたときの処理方法
お盆のお供えも食べてはいけない食べ物ではないかと迷いますよね。
こちらもやっぱり宗派や考え方の違いで
●食べてOK
●食べてはいけない
にわかれます。
「実家ではお盆のお供えは下げた後に感謝しながら食べていたのに嫁ぎ先では食べてはいけないといわれた。」
「お供えは”もったい”ないと思うのがそもそもおかしい。次元が別モノなんだからお供えした後は食べることはせず処分すべき。」
などいろいろな声が聞かれます。
なのでやっぱりその家ごとにお盆のお供えを食べていいところと食べてはいけないところにわかれるんですね。
もし食べたらいけないといわれた場合は習字に使う半紙などの白い紙にくるんでサヨナラします。
このサヨナラの仕方も昔は川に流したり土に埋めたりしたところもあるようですが現代ではどちらも難しいですよね。
食べたらいけないといわれたお供えものは感謝をしつつゴミ箱というのが一般的です。
お盆に食べてはいけない食べ物のまとめ
お盆に食べてはいけない食べ物をみてきましたが現代ではお盆だからといって食べてはいけないものはありませんでしたね。
焼肉にお寿司に外食とかなり自由です。
ただ宗派や家によっては精進料理以外は食べず、お供えものも半紙などにくるんだうえでゴミ箱にサヨナラするところもありました。
文化や習慣は一代でコロッと変わることもありますが基本的には年上の人たちに従うのが賢明です。
あなたの地域や家ではどうでしょうか?
いろいろな考え方を受け入れながら家族みんなでお盆を楽しめるといいですね。
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